明暗をわけたもの(その8)

事態は「クレーンが作業中に転倒しそうになった」にします。
しかし、「事前にその異変に気づき適切な対応をしたため事故にはならなかった」にします。


想定原因1:クレーンのオペレータが自動停止装置(リミッター)を切っていた。
        作業能力を超える状態になり、クレーンのアウトリガーが浮いた。
        異変に気づいた職長の判断で作業を中止した。
        吊り荷に損傷を与えたが大事には至らなかった。


想定原因2:平均風速7mの風が吹いていた。
        作業中止基準は平均10m以上であり、
        これ以上の強い風は吹かない予報であった。
        しかし、クレーンの荷が大きく揺れた。
        異常を察知した職長が作業を中止した。
        そのとき、瞬間最大風速は14mに達していた。



原因1は管理が出来ていない状態であり、対応策は管理をすることである。
原因2は監理をしていたが、上記のような状況に対応できる監理ではなかった。
さらなる、監理が必要になってくる。


業務の状態を
レベル0:何もない状態
レベル1:管理している状態
レベル2:監理している状態
レベル3:総監技術士が監理している状態
に分ける(下図参照)。




あなたの不測の事態はどのレベルにあてはまるか?

原因1はレベル0からレベル1になった状態
原因2はレベル2からレベル3になった状態



どの状態でも、総監の論文の流れで書けば筆記試験は合格できると思います。
それは、レベルの線引きをするのが難しいからです。

もし、口頭試験で筆記試験のことを聞かれたら、あなたの論文はレベル0~3までのどれかを確認するものだと思われます。


総監技術士が監理する


わたしの財布は、嫁さんに管理されてます。

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ごんぎつね様
貴重なコメントありがとございます。

非常に参考になります。
口頭試験は一筋縄ではいきませんね!
すばらしい経験を教えていただき光栄です。
今後もよろしくお願いいたします。

ごんぎつねです。

実は、私も口頭試験で筆記試験のことを聞かれたのですが、その理由は違うものでした。

試験官の一人は、総監の知識だけではなく実践の重要性も本当によくわかっていて、すごく優秀な方でした。

その試験官が筆記試験に触れたのは、筆記試験の「作問委員」だったからだと考えています。

筆記試験の出題の意図を教えていただきました。
そして、私の筆記試験の事業環境変化の個別事情の一部の論理展開でわかりずらい部分があるので、解説してほしいとのことでした。
かなり、筆記試験の論文を読みこまれていました。


また、話は替わりますが、
H20年度の建設部門の口頭試験で「国土交通白書を読んでいますか?」といった質問を受けたことを、ご存知かと思います。

試験官は国土交通行政についての幅広い知識をお持ちでした。

国土交通白書に触れたのは、国土交通白書の編集に携わっている方だと考えています。
私が、建設部門(道路)の保守本流ではないので、試験官を担当されたのではないかと推測します。

また、ご質問をいただいたこともあったのですが、
試験官が建設部門の「作問委員」である可能性も高いと考え、
そうなると、H21年度の部門一般で「地球温暖化」の出題の示唆することにもなりかねないので、
それ以上、解説するのを取りやめた経緯があります。

書き残していた部分なので、便乗して書かせていただきました。

いろいろと、お世話になりました。
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